雨の止み間。
秋雨前線も活動が活発です。今日も雨で一日が始まりました。皆さん、カッパを着ての下山となりました。
しかし、9時頃、雲とガスが切れはじめ、燕岳が姿を見せてくれました。雨が降り続いた後に見えた山肌の色は夏の濃い緑色とは違い、どことなく黄色っぽく変わりだしているような気がしました。この雨の止み間は長くは続かず、再び次の雲がやってきてやや強い雨が降りだしました。
この雨はずっと降り続くものと思っていたものの、夕方になると曇り空でしたが展望が広がり、ほんの一瞬だけでしたが槍の穂先を見ることが出来ました。雨の中、登ってこられたお客様はこの展望に大変喜んでおられました。
夕方になってくると気温は10度をきってきて、西風も強く、肌寒さを感じました。お客様の格好を見ても薄手のダウンを着ていらっしゃる方もちらほらいらっしゃいました。そして、18時半を過ぎると町の灯りが灯りだし、美しい夜景を見ることが出来ました。ほんの少し前までは18時半といえば、まだ太陽の光の強さを感じていたのですが、日の入もずいぶんと早くなったものです。
今日もライチョウくんは元気な姿を見せてくれました。玄関前からテント場周辺でよく姿を見かけます。ただあまり大人数で近づくと嫌がるのでちょっと離れたところから見守ってあげましょう。写真を撮るには望遠レンズが欲しいところです。
燕山荘の玄関の土間はあまり広くないので、ご休憩だけの方はザックは外に置いていただいていますが、雨の日は雨をよけておく場所がなかったので、こんなザック置き場を作ってみました。よろしかったらご利用ください。
河地