まだまだ冬の気配は濃く。
昨夜は今日満月を迎える月明かりに照らされ、真っ白な合戦尾根が暗闇の中、浮かび上がって見えました。雪のある時期の月夜は思った以上に明るく、そして美しいものです。
今朝になってみると雪が舞い、冬へと逆戻りしたかのような天候でした。岩や木々の枝にはえびの尻尾が付いていました。今の時期は春と冬が同居しています。
寒気が入ってきて、日中は晴れても気温の低い一日でした。除雪作業をしていてもなかなか体が温まりませんでした。ただ、この冷え込みによって昨日はグサグサで歩きにくかった登山道も固くしまり、今日は歩きやすくなっていました。その一方、このような雪面で転んだりするとスピードがついてしまい、止めるのがなかなか大変となります。雪山では転ばないことが大切になってきます。
それにしてもここに出来る今年の雪庇はとても大きなものとなってい
ます。
燕山荘の周りで雪がもっとも吹き溜まる所の除雪を開始しました。屋根の上には3mほどの雪、そこから地面まではさらに7、8mはあるかと思います。これをスコップとスノーソーを使い、除雪していきます。今年は地面に到達できるのは少し遅くなりそうです。それにしても今年は雪が多いです。
今年のゴールデンウィークのスタッフです。皆様の登山にお役に立てるよう頑張りたいと思います。
明日から今シーズンの燕山荘の営業が始まります。準備はなんとか整いました。今夜は平成最後の満月です。少し雲がありますが、その月明かりに照らされて、燕山荘が美しく輝いています。
ヤマテンの予報を見ると明日、明後日の気温は低めの予報です。そうなると雪が固く、歩きやすくなるかもしれません。ただ、夏よりは時間はかかりますのでゆとりのある計画でお越しください。ちなみに今はマイナス4度と冷えています。
河地