なかなか積雪は増えません。
今朝もきれいな御来光を見ることが出来ました。四日連続です。毎日素晴らしい景色を見ることが出来てうれしいのですが、いつもと違う冬の天気に少し戸惑いを感じてしまいます。
雪の降らない日が多く、ほぼ毎日のように燕岳を見ることが出来ています。したがって積雪量も増えていかないわけです。この年末年始の山での遭難事故は非常に少なかったようで、それもこの天気と雪の少なさが影響しているのでしょうか。
今朝も槍・穂高連峰をはじめとする山々が美しい朝焼けに染まりました。気温は高めでしたが、風は非常に強い一日となりました。日の出の写真を撮っている時も激しく雪煙が舞い、なかなかつらいものとなりました。冬山において風というのはもっとも厄介なものです。
午後になってくるとガスが湧いてきて、視界は無くなってしまいました。気温は昨日同様-6℃とこの時期としては暖かい気温でしたが、風が強いために体感温度は非常に低く感じました。
正月は終わってしまいましたが、フロント前には書き初めコーナーがあり、まだまだ正月の気分を味わうことが出来ます。
この先の天気を見ていても大崩れはなさそうで、積雪量もそんなには変わらないようです。そのおかげで冬山としては比較的登り易い状態となっています。ただ明日明後日、稜線では風速が20m以上になる予報が出ているので油断は出来ません。
しかし、それにしても今年の冬はいつもの冬とは違うんですね。
河地