立冬。最終ヘリ。

今朝、天気はいいのですが非常に強い風が吹いていました。今日はヘリコプターの最後の荷上げ日でしたが、この風ではなぁと心配になるほどの風でした。ヘリコプターによる回収物資にかけてあるブルーシートもこの強風であちこち敗れてしまいました。それでも西の空を見れば、きれいな月が輝いていました。

そんな強風の中でしたが、雲の中から真っ赤な太陽が出てきて、美しい御来光となりました。

写真だけ撮れば穏やかな初冬の美しい光景なのですが、朝のうちは相変わらずの強い風。局地的にこの辺りだけ風が強かったのかもしれません。

その心配した強風も10時頃には弱まってきて無事に物資は届き、また、ゴミや不用品を全て下ろすことが出来ました。今シーズンも無事にヘリコプターによる物資輸送が終わり、まずは一安心。最後はスタッフが手作りのプラカードでお礼を。このヘリコプターによる物資輸送が無ければ、山小屋は成り立ちません。東邦航空の皆様どうもありがとうございました。また、たくさんの物資を届けて下さった業者の皆様本当にありがとうございました。

物資輸送による荷物を片付けた後は、冬支度の作業を進めます。今日は食堂内に雪の重みにより小屋のねじれを防ぐための金具を付けました。日毎に小屋の内外の風景は冬のものへと変わっていきます。

日没後、今夜も美しい月が昇ってきました。立冬の今日は朝こそびっくりするくらいの強風でしたが、その後、日中は穏やかになり、日差しの温もりを感じる一日でした。
河地