美しい霧氷。

玄関先の温度計はマイナス6℃台。この秋一番の冷え込みとなりました。しかしきれいに晴れて、まだ街の灯りが多く残っている頃、霧氷や昨日の雪で白くなった山肌は早くも白く浮かび上がっていました。


強い寒気の影響か、西側の山々や3000Mを越える山々にはまだ雲がかかっていましたが、燕岳はきれいに見えていました。だいぶ下まで下りて行ったカラマツの黄葉と薄っすら白くなった山肌とのコントラストが素敵でした。ただ、まだ西風は強く長く外にはいられませんでした。

これだけ冷え込みが厳しくなってくると倉庫に置いてある飲み物が凍ってしまうので、小屋内へと運び込みました。



次の本格的な降雪はまだわかりませんが、小屋内が一気に寒くなってきたので雪囲いをはめました。5月、すっぽりと雪に埋まる小屋を皆で掘っていたことを思い出します。これらの雪囲いまで数メートル掘り下げ、この雪囲いにたどり着いたときの感動は何度味わってもいいものです。晴れてはいるものの、氷点下の中での作業、凍える手を温めながら作業を進めました。これで少しは小屋内も暖かくなったかな。



日中、風も弱くなってきて、また気温も氷点下のままだったので、霧氷は落ちることなく残っていました。その中を歩いてこられた方々はその美しさにたいへん感動されていらっしゃいました。本当にきれいな霧氷でした。


夕方、16時半をすぐればすっかり夕方の風景が。気温も下がりだします。結局今日は終日氷点下でした。先日載せた黄葉のカラマツは今日は白いまま西日を受けていました。
日が沈むと気温はさらに下がり、玄関先の温度計はマイナス7℃台まで下がってきました。濃いの意寒さが美しさを創り出してくれます。
河地