少しづつ小屋閉め作業進めています。

天気予報通り、冷え込んだ朝で玄関先の温度計は氷点下を示し、霜柱や水溜りに氷が張っていました。

雲があってぼんやりとした御来光でしたが、雲海もあって美しい御来光でした。といいたいところなんですがこの3日間、雲海には苦しめられています。この雲海があるためヘリコプターの物資輸送が出来ず、今日こそはと期待したのですが、結局この雲海は消えることはありませんでした。


終日消えなかった雲海は安曇野側、高瀬側の両方に見られました。しかし、この雲海の中を登って来られたお客様は上に来て大展望が広がり、とても喜ばれていらっしゃいました。それにしても雲海が広がる日がこんなにも続くとは・・・

なかなか取れない雲海ですが、夜になって少し変化が見られてきました。この数日、街の灯りは全く見えなかったのですが今夜は浅間山の右あたり、東御市や佐久市、軽井沢あたりなんでしょうか、その街明かりが見られました。今日は新月。月明かりもなくこの街の灯りが妙に明るく見られました。明日こそは雲海が消えるのでしょうか。

雲海が切れ、いつヘリコプターの荷上げが始まるのか気にしつつ小屋閉めの作業を進めました。何度見ても雲海が消える気配はなく、途中からはヘリコプターの荷上げをあきらめ、小屋閉め作業に集中しました。今日はテント場のトイレと第二別館を完全に閉めることが出来ましたスタッフは半袖で作業をしているので、季節感がおかしくなってしまうかもしれませんが、日中、日差しの下なら暖かくこのような格好でも大丈夫でしたが、夕方ともなれば気温は氷点下に近づいてきて、とてもこんな格好ではいられません。ダウンの上下をお持ちになっている方もだいぶ多く見かけるようになっています。山の上は街で言えばもうすっかり冬の気温となっています。防寒具、手袋、ニット帽などお持ちになられるかとよいかと思います。
河地