全く同じ光景はないのです・・・
さかきです。
昨日のブログ「特別なひととき」の繰り返しではありませんが、今朝も素敵な光景が色々ありました。
昨日午後から今朝にかけて、久しぶりに何度か雨が降りました。
特に昨日の午後に降った雨は、ものの30分程ではありましたが、いわゆる“土砂降り”。
辺りの地面が一気にドロドロ状態になった程ですが、ある意味いいお湿りになりました。
日の出直前にも一降りあり、雨上がり直後ということもあって、さすがに今日の日の出の撮影は難しいだろうと。
しかし、東の空のごく一部が、にわかに赤くなってきたので、少し待つことに。
結果として、幻想的な日の出を拝むことができました。
ご朝食後、あきらめず外で待機されていたお客様にとっては、最高の瞬間となったに違いありません。
皆さんが日の出に見入っている間、槍の頂がにわかに雲から現れ、
なかなか印象的な朝焼けを醸し出しました。
そして再び陽ざしのある方向に目を向けると、
燕山荘方面への表銀座縦走路を跨ぐ滝雲。
地味ながらも、大天荘を上高地側から安曇野側に流れ渡る滝雲。
似たような構図はあり得ますが、一日として“全く同じ光景”というのはありません。
それゆえ、この稜線の眼前に広がる光景を見る楽しみは尽きないのです。
それは、足元に咲く花もしかり、雷鳥などの生き物もしかり、テントの華もしかり、そしてこれから訪れる紅葉や雪化粧もしかり・・・
北アルプスの稜線は、徐々に夏山から秋山シーズンへと移ろいますが、より一層見る楽しみが増えてくる時期。
私なりの視点でこの先もお届けできたらと思います・・・
