特別なひととき。
さかきです。

無風となった今朝の日の出、5:10頃。
山小屋生活の長い我々従業員でさえ、きれいな日の出が見られるとなれば、仕事の手を休めてでも、たとえ毎日でも眺めたい一瞬です。

休みの都合をつけ、やっとの思いでお見え頂いた登山者の方々にしてみれば、今度いつ山の上から見られるかわからないゆえ、殊、日の出の瞬間は、特別な時間だと思います。

テント泊の方・・・

知人同士で・・・

親子3人仲睦まじく・・・

仲の良い男性3人組で・・・

男一人、至福の時間・・・
しっかり太陽が出るまでの数分間、皆さんじっと見入っていたのが、とても印象的でした。
山小屋のいろんないいところをとっても、こういうひとときに勝るものはないでしょう。
日の出の瞬間だけに限ったことではありませんが、山の上だから堪能できる、皆さんそれぞれにとっての、“極上の至福のひととき”・・・
このご時世だからこそ、大切な時間、“心の癒し”となるに違いありません。
<おまけ>

ここ一週間に4回、同じ固体かわかりませんが、この子がよーく小屋の中に舞い込んできます。

キベリタテハ。
高山蝶ではありませんが、比較的高地に生息する蝶の一つです。
パッと見は地味な色合いですが・・・鮮やかな紫色の斑点がとても印象的な表翅の持ち主。
逃がしてあげようと、手に移し、せっかくだからずっと閉じたままの翅を広げて撮影しようと試みましたが、意地でも開いてくれません・・・
しかし、外に出た途端、

あっという間に手から離れていきました・・・という今日の小話でした。