華やぐ朝、それからの物資輸送。
さかきです。
海の日連休初日、じつにきれいな朝焼けで迎えました。
日の出を待ちわびる人達。
今朝も外気温は6℃台、無風ではありましたが、下界との気温差になれない登山者の皆さんにとっては、かなり肌寒く感じる気温だと思います。
その代わり、気温が下がった分空気は澄み渡り、これから拝めるであろう“ご来光”に期待が高まります。ベンチ越しの浅間山も輪郭がくっきりです。
夕焼けもそうですが、朝焼けも日の出直前に雲の色が一番染まります。
今朝で4:58頃。
息を呑む瞬間です。
「これが見たくて来たんだよなぁ」
と、傍で呟かれている方の柔和な表情が、とても印象的だったのです。
▲穂高連峰
▲主峰 槍ヶ岳
▲劒・立山連峰
私自身も、久しぶりにじっくり見入ることのできた、槍穂のモルゲンロートに遠望 早朝の劒・立山。
そして、日の出から一時間ほど経過した時、
東の空には、「幻日」と、上空に向かって放たれた「薄明光線」を。
そして、その太陽と正反対の方向・・・つまりは槍ヶ岳に目を向けると、
「反薄明光線」もうっすらとではありますが確認。
何とも華やいだ朝のひとときでした。
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本日のもう一つの“イベント”、数日滞っていたヘリコプターによる物資輸送が午前中に行われました。
今日は、レジェンド的な存在の機長が操縦。
一昔前、今は国内では退役した機体 SA315Bラマを巧みに操縦し、過酷な気象条件下でも物資輸送を熟されてきたベテランパイロット。
「こんな重たい物、きれいに置いていくものなんですね~」
上空の気流の影響次第ですが、それでもここまでピチッと荷下ろしできる機長はなかなかいません。
今までも、これからも、お世話になります。
いつも東邦航空のクルーの皆さん、ありがとうございます。
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明日からの天気予報が影響しているのでしょうか、山の日の連休初日にしては、テントの張数は、例年と比べるとかなり少なめです。
夕方も“天使の梯子”が差し込んでいました。
せっかくの山の日の連休ではありますが、明日以降のお天気が気がかりです。
種々の気象情報を必ずご確認の上、稜線上の登山は、無理のない行動でお願い致します。
一昨日から、全般的に気温も低めで推移しています。悪天候時は、夏場でも低体温症のリスクが高まりますのでご注意下さい。
