雷鳥パラダイス。
さかきです。
今朝は日の出を拝めませんでした。先月の梅雨明け以来初めてではないでしょうか。
時折雲の切れ間はありましたが、概ね終日小雨交じりの強い風の吹く一日。
そんな天候の為、昼時は一時的に人通りも切れ、小屋周り人影が無かったのが妙に印象的でした。
こんな日は、雷鳥達にとってまさにパラダイス!
今日だけで彼らを何回見たことか・・・小屋周りをぐるぐる動き回っていました。
ふと二階の客室から下を覗くと、女性スタッフが何かを追っています。
雛7羽の雷鳥家族達です。
子供たちを引き連れているわけですが、好奇心旺盛な彼ら、なかなかお母さんが思うようには動いてくれないわけで・・・しびれを切らしたお母さんさっさと先を急ぐ、といったところでしょうか。
「ちょっとあんた達!道草食ってばかりいないで、さっさといらっしゃい!言うこと聞かないとおいて行くわよ!」
「いいじゃん!誰もいないんだから、もっと遊びたいよー」
「えー、待ってよー」
それから1時間後・・・
受付の窓越しから、お客様がやはりあの家族を撮っているのに遭遇。
さすがに建物の中からでは家族の声が聞き取れないので、突撃(注1)してみましょう。
「こっちにもいっぱい草あるぜ!」
「自分ばっかりずるい!僕にもよこせよ!」
「喧嘩しないでみんな仲良くするのよ。」
「私たちいつも仲いいもんね。」
「そうそう、和希と健太(注2)はいつも喧嘩ばかりだもん。」
「さぁ、そろそろ行きますよ」
「はーい」
と、私には聞き取れたのですが・・・
というわけで、人通りが少なく、視界の悪い今日のような日は、大天荘周りはまさに、“雷鳥パラダイス”なのです。
(注1)実際に突撃はしていません。しゃがみながら、そーっと望遠で撮っています。
(注2)架空の名前です。
