雷には十分な注意を。
さかきです。
海の日の三連休も、気づけばもう最終日。
概ね良い天気に恵まれたと言っていいでしょう。
朝お天気がいいと、受付の窓から、外のベンチ越しに浅間山が見えます。
うっすら山腹に霞がかかりつつ、浅間山の全容が見えるこの感じが、私はとても好きです。
とても山並みがたおやかに見えます。
外に出てみれば、ご覧の通り、手前安曇野平にかけて全体的にこの霞がかかっている光景は、心底落ち着きます。
今朝は、北信五岳方面の、空を含めた光景がとても印象的でした。
そのような朝で始まった一日。
ただ、昨日一昨日と違ったのは、午後からの“強い雷”でした。
昼過ぎから辺りはみるみる雲に覆われ始めます。
その直後、とても“乾いた音”。例えようのない、はじける音が、雷光と同時に鳴り響き・・・恐らく至近距離に落雷したもと思われます。
山の、とりわけ稜線上で一番怖い気象現象が「雷」です。こればかりは避けようがありません。どこに落ちるか予測不可能です。特に今日のような直近で“乾いたパーン!”とした音がするような時は、急いで身の安全を守る行動をとってください。近くに山小屋等の施設がありましたら、一目散に避難しましょう。
最近は、スマートフォンなどで雨雲レーダーを随時確認すること可能ですが、強い雷雲は、ものの数分で発達するため、確認する間もなく雷に遭遇してしまうことになります。
天気予報で、雷の予報文が出ているときは、細心の注意を払った登山行動が求められます。
ちなみに今日、雷の中ご到着されたお客様は、「生きた心地がしなかった」とやや顔が青ざめていました。
街中で遭遇する雷とは、レベルが全く違います。
・・・それからは断続的に雷鳴が轟き続けました。
そんな中、とても珍しい光景が。
安曇野に“雨のカーテン”が確認できました。
そしてその後には・・・
きれいな輪郭の虹が現れます。
身の安全が確保できている状態で、このような光景が見られる分には、目を楽しませてくれる、虹であり、雨のカーテンであり・・・
明日も午後は雷予報が出ていますので、くれぐれも「早出早着」を心掛けた登山計画をお願い致します。
