観天望気「レンズ雲」。
さかきです。
今朝の日の出直後です。
これこそ、まさに幻想的な光景。
レンズ雲と巻雲の織り成す空間構成が、雲上の世界を引き立てます。
本当に素敵な朝でした。
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そもそも、昨夕から午前中にかけて、見える範囲の上空に、レンズ状の雲が、都度形状を変え出現。
昨夕、ランプ喫茶営業している食堂の窓越しに、上空をちらっと見上げれば、怪しげなヘロヘロ雲が点在。
山の天気予報を見ると、確かに今日明日にかけては風を伴う悪天予報にて、「なるほどな」と。
そして今朝の様子。
形状を変え、その雲の隙間から差し込む薄明光線の具合がいい感じです。
安曇野平、とりわけ池田町にかかる「天使の梯子」。
背後の浅間山や四阿山はじめとする山並みのシルエットが、じつにたおやかでした。
気づけば、この頃から徐々に稜線の風が強まりだしました。
日中には巻雲の量が増し、中層には上空の強い風により、“ちぎれ状の雲”がどんどん流れ込んできます。
やがて見える視界は、安曇野平の一部だけに。
この数分後に、辺りは真っ白になりました。
レンズ雲が出ると、100%悪天候になるとは限りませんが、出現して早ければ数時間後に、遅くとも24時間以内には稜線の様子は総じて今日のブログのような空模様に変化するのが一般的だと思います。
これで天気図などを見ると、“なるほど”、だからレンズ雲が出てきたわけだ、と納得できます。
代表的な観天望気の一つ、わかりやすい例です。
レンズ雲、雲好きな私としては、昨日今日とちょっと興奮してしまいました・・・
