登山道情報。
さかきです。
今朝、大天井岳山頂で久しぶりにブロッケン現象を見ました。
二ノ俣谷から、雲が薄く滝状に高瀬の谷間に流れ込む、ほんの一瞬に現れた時にたまたま遭遇。
先の槍ヶ岳の画像もそうですが、穂高連峰も若干霞かかる、たおやかな朝の表情。
香る空気は6月らしい、なんというか瑞々しい感じで、気持ちよい朝のひと時でした。
ちなみに日の出は、
雲海と有明山と太陽。
こちらもまた薄く霞かかり、素敵な日の出です。
続く梅雨の中休み。
この週末はまずまずの空模様が期待できそうです。
<登山道情報>
▲いずれも大下りの頭を下りきった箇所
この辺りは、雪解けとともにルート取りが難しいですが、雪上と夏道をうまく行ったり来たりしながら通過してください。
▲為右衛門吊岩辺り核心部
▲いずれも為右衛門吊岩辺りの前後
為右衛門吊岩付近は、夏道の核心部を中心にまだ急な雪渓が残り、通行は困難です。近日中には雪切等を行う予定ですが、今しばらく迂回路となる冬ルートの通行で往来願います。
総じて燕山荘~大天井岳~常念小屋様は、一部にある残雪等、足元に注意していただければ、アイゼン等は必要なく通行できますが、不安を感じられる方は、使う使わないに関わらずチェーンアイゼンや軽アイゼンをお持ちなられると心強いでしょう。
◆
なお、大天井岳~西岳~槍ヶ岳の東鎌尾根は、要所に急な雪渓(残雪)が多数残っているものと思われます。経験者や熟達者以外の方の通行はご遠慮ください。
たとえピッケルやアイゼンを持っていても、適切な扱いができない方も、無理なさらないようお願い致します。
実際今日、インバウンドの団体の方々で、足回りが軽装だったがゆえに、その内のお一人が滑落事故を起こしています。幸いにも捻挫程度で済んだようですが、「自分は大丈夫」という過信が一番危険です。
大天井岳から槍ヶ岳方面は、方々の山小屋に従業員が入山し、いずれ発表されます登山道の状況が分かり次第の通行をお願いしたいと思います。
