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有明荘

営業自粛


7月30日(土)午後4時現在の気温:23℃ 天候:晴れのち雨のち晴れ

すでに燕山荘のホームページでご存じの方も多いかと思いますが有明荘スタッフの中に新型コロナウイルスの陽性者が出たため、本日より有明荘の営業を自粛させていただくこととなりました。夏山シーズンに入ったところでしたが、本当に残念なこととなってしまい、夏山登山を楽しみにされた方にはご不便をおかけすることになりました。

しばらくは営業を自主的に自粛させていただきますので、どうかご理解の程、よろしくお願いします。今回の件が収束すれば、また元気な有明荘を取り戻して、多くのお客様に登山基地としてご利用いただけるよう頑張っていきます。

当面、8月3日まで有明荘全ての営業(外来入浴、昼食営業、売店営業)を中止させていただきます。8月4日以降の営業予定につきましては改めてHP上でお知らせいたします。何卒ご理解とご了承賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

今日午前中は夏らしい青空が広がっていましたが、午後には雨となり夏山の典型的なお天気となりました。有明荘周辺に咲く花たちも午前中は太陽の光を浴びて嬉しそうにしていました。今の季節は次々と夏の花が咲き、ちょっと近くを散歩するだけでもたくさんの花に出会えます。
今日は外に出ることがままならない状況でしたので、昨日、散歩途中に見つけた花を名前の由来とともに紹介したいと思います。

▼タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)
名前の由来はいくつかあるようですが、ヤマブキと同じ黄色い花を咲かせることから、ヤマブキの古い名所である京都府井出の玉川に因んで“タマガワ”、また花びらの斑点をホトトギスの胸にある斑点になぞらえて“ホトトギス”という説が有力です。

 

▼オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
つぼみが橋の欄干に付けられている「擬宝珠」に似ていて、葉が大きいことから「オオバギボウシ」と名付けられたとされています。

 

▼ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
ヒヨドリが鳴く頃に花が咲き、葉が4枚輪生することから付けられた名前です。

 

▼ネジバナ(捩花)
ねじれるように咲く様子から「ネジバナ」の名前があります。学名(属名)のスピランテスも「らせんの花」という意味です。

 

▼クサボタン(草牡丹)
葉が牡丹に似ていることから付けられた名前です。

 

▼ホタルブクロ(蛍袋)
かつてホタルを捕まえた際にホタルブクロの花の中に入れていたことに由来する名前です。

 

▼クガイソウ(九蓋草)とヒョウモンチョウ(豹紋蝶)
「蓋(がい)」というのは笠を数える単位とのことで、輪生葉がちょうど九層ぐらいあることに基づいていると言われています。クガイソウは蝶に人気の花で撮影中にもヒョウモンチョウが訪れていました。

 

通常であれば多くのお客様で賑わったはずの週末ですが、今日の館内はシンと静まりかえり寂しい限りでした。燕岳登山の前泊としてご利用いただく予定だったお客様には急遽予定を変更していただくなど、ご理解をいただいたお客様に深く感謝申し上げます。

(猪股ひ)

 

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