寒気の影響を受けて。
玄関先の温度計はまた今朝も低くなり、４℃台を示していました。日の出前、北東方向の空には稲光が見えていました。これは今回入ってきている寒気の影響によるものなのでしょう。太陽が顔を出したのは雲が高かったため、５時半近かったのですが、今日も太陽が姿を現してくれました。
燕岳の奥の立山方面にも雷雲と思われる雲が現れていました。夏は終わりましたが、寒気が来るとこうして雷雲が発達することがあります。雷は夏だけのものではないと改めて感じました。
太陽が昇ると真っ青な空が広がってきました。本当に気持ちのいい空です。そして、太陽が少し高くなると早くも上昇気流が起きたのか雲が沸き上がり始めてきました。山の上はすっかり秋ですが、まだまだ太陽の光の力強さを感じさせられました。
日中、テント場の上でホバリングする猛禽類を見つけました。何の種類かわかりませんでしたが、きっと何か獲物を探していたのでしょう。もう少しすると鷹の渡りといって、鷹が群れをなして、ここの上空を北東から南西方向に向かって飛んでいく鷹を見ることが出来るようになります。
今日の午後は一時、雨がぱらつきました。寒気の影響による雷雨を心配したのですが、それはありませんでした。ただ、あちこちには積乱雲が見られ、激しい雷雨となったところもあったようです。
今日は平日の割にテント泊の方が多くいらっしゃいました。僕はちょっと古い人間なので最近のテント泊の方のザックの小ささには驚いてしまいます。今日は日帰りですか？と声をお掛けするとテントです。という方が多くいらっしゃいます。装備も随分と進歩したものですね。ただ、これからは朝は０℃近くになるような日も出てくるのでしっかりと防寒具や厚めのマットを持ってこられるといいかと思います。
すっきりと晴れることはありませんでしたが、雲を通して日の入りを見ることが出来ました。正確な時間は分かりませんでしたが１８時過ぎにはもう太陽は沈んでいたようです。日の入りも随分と早くなったものです。日の入りを見たのは一体何日ぶりのことでしょうか、もう思い出せません。
河地
