久しぶりの青空。
朝のうちは合戦尾根の中腹部はガスに包まれ、展望のない中の歩きとなりましたが、合戦小屋を過ぎるあたりから青空が見られるようになってきました。そして、合戦の頭まで来ると空一面にたくさんのトンボが飛んでいて、景色の写真を撮ろうとシャッターを切れば、トンボだらけになってしまいました。
合戦の頭より上にあるダケカンバの中には、早くも葉っぱが黄色へと変わりだしてきているものも見られるようになってきました。今日のきれいな青空とこの黄色のコントラストがとてもきれいでした。
山荘直下の夏道と冬道の分岐点にあるナナカマドの実はだいぶ赤くなり始めていました。小さな秋がたくさん見られるようになってきましたが、各地からは猛暑の便りがたくさん届いています。山の上では秋が始まりだしていますが、街ではまだまだ夏が残っているよです。気温差にご注意ください。
燕山荘直下では今たくさんのトリカブトがきれいに咲いています。その中にシシウドが存在感をもってぐっと伸びています。トリカブトが咲き出したころはそんなには気にならなかったのですが、燕山荘直下のこの斜面にはずいぶんたくさんにトリカブトがあることに気づかされました。色鮮やかで本当にきれいです。
午前中を中心にきれいな青空を見ることが出来ました。登っている最中は相変わらず暑く、汗をだらだらと流してとなりますが、稜線に出た途端、冷たい風が吹いていて、火照った体には気持ちよく感じました。ただ、いつまでもこの風を受けているとやがて寒くなってきてしまうので、冷える前に一枚服を着るといいでしょう。久しぶりに見たこの美しい青空はなんだかうれしくなるものでした。
午後はだんだんとガスが多くなってしまいましたが、夕方、そのガスも切れ、山頂が姿を見せてくれました。その姿がいつもとは違いかっこよく見えました。この先数日は天気はなんとか良さそうです。そして、明後日は昨年は行えなかったクラッシックコンサートを行う予定です。コロナ禍のため、いつものように皆さん揃って演奏を聴くことは難しいため、時間が短くなりますが、何回かに分けて行う予定です。
河地
