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大天荘

6月の雪。


▲大天荘と大天井岳(6月18日)
昨日6月17日、大天荘スタッフ無事に入山致しました。
改めまして今シーズン2019年よろしくお願い致します、大天荘 さかきです。

一昨日16日に入山する予定でしたが、当日はあいにくの風雨模様。燕山荘までは辿り着いたものの、稜線の強風と気温が0℃近いこともあり、安全をとりその日は燕山荘泊り。
その結果、天候の回復を見ての昨日17日の入山となったわけですが・・・ 昼頃に大天井岳山頂に着きましたが、目にして驚いたのは、6月も半ば過ぎというのに、至る所に着氷の跡があること。
燕山荘では雪になることはなかったものの、標高2,922mの大天井岳は、どうやら降雪と過冷却による雨粒の着氷があった模様で・・・無理せず燕山荘に停滞して正解だったいうお話です。新人スタッフ連れだっての強行軍でしたら、場合によっては低体温になりかねなかったかもしれません。
稜線での悪天時は夏といえども注意が必要です。

それはさておき、大天井岳と大天荘は、今年も相も変わらずに北アルプスの懐にしっかり抱かれています。 ▲7月18日早朝
小屋周りの残雪は去年より多いものの、先月末の下見時に比べると雪融けも順調に進んでおり、あとは我々の手で本格的な夏山シーズンが始まるまでに、着々と小屋の内外の用意を整えていくばかり。
先ずは今週末6月22日土曜日からの営業開始に向け、準備を進めております。
▲槍・穂高連峰
▲槍ヶ岳
▲穂高連峰 ▲裏銀座方面 ▲夕刻の槍穂(6月17日)
いつもの場所から、変わることのないいつもの光景を目の当たりできること、加えて今シーズンもその地で山の仕事に従事できることに先ずは感謝 ▲槍穂の稜線からまるで龍がそそり立つごとくの巻雲(6月17日) ▲梅雨時の晴れ間、東の空(6月18日)
今シーズンも、皆様に私の持てるカメラワークで大天井岳からの自然美をお届けできたらと思います。
▲ミヤマキンバイ
テント場周辺では、既にミヤマキンバイが咲き誇っています。
▲コマクサ
燕山荘~大天荘の縦走路には、すでにコマクサの蕾が数株確認できました。 ▲東邦航空の絶妙な操縦裁き▲初めての空輸作業
今年も小屋の運営にあたっては、ヘリの空輸作業は欠かせない必須事項。今日も夕方霧巻く中、巧みな操縦で荷物を届けて頂きました。

そんなこんなで、急ピッチで営業準備を進めている真っ只中ですが、何はともあれお客様・スタッフ双方ともに事故怪我のない夏山シーズンとなりますよう、先ずは我々スタッフ気を引き締め、気持ち新たに邁進していきたいと思います。

重ねて今年もご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

株式会社燕山荘 松本事務所

〒390-0874 長野県松本市大手2-3-10

0263-32-1535 0263-32-0898

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