モルゲンロート。
このところ天気は周期的に変わっていて、早くも下り坂へと向かい始めました。そんな時は真っ赤な朝焼けが見られることが多くあります。日の出前、東の空は赤く染まり始め、日の出前にもかかわらず雪面が紅く色づき、とても美しい光景で一日が始まりました。
今朝の気温は0℃と山の上で暮らしている僕たちにとっては、それほど寒いとは思えない気温でした。そして、日が昇る所に望遠レンズを合わせるとちょうど横手山の上から太陽が顔を出してきました。偶然とはいえ何かうれしくなりました。日が昇る場所はまだまだ北へと移動していきます。
そして、今朝のモルゲンロートはこの時期にしては美しいもので、山肌が紅く染まりました。この季節は空が霞んでいることが多いため、黄色っぽいモルゲンロートが多くなります。ほとんど貸し切り状態でこのモルゲンロートを見ているととても贅沢な気分になりました。
このところ、雪解けが急激に進んでいます。玄関前の雪もかなりなくなってきました。それでも合戦尾根の雪はまだまだ多く、ピッケル、アイゼンは必要となります。
今日の日中は次第に雲が多くなっていく、どんよりとした一日でした。ただこんな日でも紫外線は強いので日焼け対策はかかけません。
一羽のカラスを見かけました。テント場周辺を徘徊していました。本来ならいないはずのカラスがここにやってくるのは食べ物があるからです。カラスはライチョウにとっての天敵となります。早速、テント場のゴミ拾いを行いました。ライチョウを守るだけでなく、生態系維持のためにも食べ物をどうか捨てないで下さい。ラーメンの汁なども同じことです。
河地