天気急変。
いよいよゴールデンウェークが始まりました。今年は昨年と違い、雪がたっぷりあるので雪を楽しみにされている方には、うれしいことでしょう。
今朝の日の出は湿気の多い空の中の日の出となりました。そのことからも今日の天気の崩れが想像出来ました。
槍ヶ岳や裏銀座の山々には朝から雲がかかっていましたが、燕岳はきれいな姿を見せてくれました。
皆さん、天気予報をよく見ていらっしゃるようで、お昼から天気が急変するという今日の天気をご存知のようで、いつも以上に早い到着の方が多かったです。
だんだんと風が強くなってきて、雪庇には雪煙が舞い上がり始めてきました。そして、お昼過ぎになって気温が急に下がってきたと思ったら雷鳴が鳴り響き、体にまとわりつくような雪が降り出してきました。これは強い寒気が入ってきたためです。今ぐらいの季節、寒気という言葉が天気予報で聞かれる際は、雷への注意が必要です。
雷鳴の後、しばらくは激しい風雪となりました。中には雷を合戦小屋でやり過ごし、登って来られる方もいらっしゃいました。こんな時、合戦小屋のありがたさを感じたことでしょう。これが稜線上であったならば、逃げ場所もなく、非常に怖い思いをすることになったのではないでしょうか。今日は改めて、気象情報を事前に把握しておくことの大切さを感じました。
河地