スタッフブログ Staff Blog

燕山荘

移動性高気圧ど真ん中。


今日は移動性高気圧にすっぽりと覆われ、素晴らしい晴天となりました。暖冬と言われる今年の冬はなかなか西高東低の冬型にはなりません。とはいってもこのところ最低気温は-15℃位まで下がる日もあったりして、冬山の厳しさを感じるようになってきました。

朝の冷え込みは-10℃位で中房では-8℃とあまり差がありませんでした。晴れて放射冷却が起こった日は下に比べ、上の冷え込みは弱くなります。そんな今朝は雪面が赤く染まりきれいな朝焼けとなりました。
登山道の様子ですが、それほど大きな変化はありません。ただ、小屋開け入山した頃に比べ少しは増えていて、登山口辺りでも薄らと白くなっています。営業が始まり、トレースもだいぶ出来てきました。ただ、降雪があればトレースは埋まってしまいますので、お泊りで来られる方は登りは良くても下りではわかんが必要となる場合もあるので、わかんをお持ちになられるかと良いかと思います。

今日は風も弱く、登山日和となりました。冬に移動性高気圧に覆われ、今日のように穏やかな天気になる日はそう多くはありません。今日は本当に気持ちのいい登山をすることが出来ました。
写真は燕山荘の第1回目の冬期登頂ツアーの皆さんです。天気が良かったので今日中に燕岳の頂上を踏む事が出来ました。
燕山荘からよく見える浅間山は頭の上だけ雪が積もっていて、白い帽子をかぶっているようでちょっと面白く見えます。今日は空気も澄んでその麓にある小諸市や東御市などの町並みも見ることが出来ました。
燕山荘の玄関前からは見えなのですが、燕岳まで行くと立て山の横に剣岳を見る事が出来ます。今日の澄んだ空気の下、くっきりと見えていました。

夕方になって来ると高気圧の中心が離れて行き、西の空から雲が増えてきました。すると、太陽の両脇にはっきりとした幻日が現れました。それほど多く見られるわけではない幻日を見ることが出来て、皆さん大喜びでした。

夕日は笠ヶ岳の左肩へと沈んでいきました。天気予報によると明日はまた降雪がありそうです。それでまた積雪量も増えて行くことでしょう。歩みは遅いながらも冬は進んでいます。
河地

株式会社燕山荘 松本事務所

〒390-0874 長野県松本市大手2-3-10

0263-32-1535 0263-32-0898

pagetop.png