ガヤガヤ・・・。
さかきです。
日の出前後は昨日同様霧に覆われた小屋周りだったのですが、一瞬にしてそれが晴れ、輝かしい光景の広がる朝でした。
▲槍・穂高連峰
▲主峰 槍ヶ岳
▲穂高連峰
▲大天荘と大天井岳
恐らくこの前段として、霧が晴れる過程で、この画像以上に劇的な光景が繰り広げられたのは容易に想像がつき、その瞬間を逃したのはちょっと痛手だったと思うのですが・・・しかし今日は陽ざしがとても強く差し込み、紅葉を終えた稜線の茶色い山肌を艶やかに照らしていたのが印象的でした。
霧というか雲海というか、その名残は燕岳方向に見て取れ、これはこれでいい感じだったですね。
◆
今日は水源地の閉め作業に出かけました。
最も今日一日で終えられるものではなく、後日もう一回行く必要がありますが、工程の半分ほどは終え、目途がつきました。
動力噴霧器や発電機のある小屋内を諸々清掃し、パイプラインも半分以上は巻き取り撤収。
7月上旬に水揚げ開始してから早3か月の月日が流れました。
大天荘の運営は約5か月ほどですが、この作業を終えると、私の頭の中では営業終了までのカウントダウンがぼちぼと始まります。
あそこを片付け、あれをどうこうしたり・・・この先の天候次第で色々な作業手順を考える必要が出てきます。そういったところが山小屋仕事の醍醐味でしょうか。
何はともあれ、今シーズンも貴重な“天然水”を、ありがとうございました。
<おまけ>
今日、水源地に行く道中・・・
いました、ハト・・・いやいや雷鳥がいっぱい。
恐らく幾つかの家族が集合したのでしょう、全部で13羽いました。ちなみに画像には収まりきっていません。
いつも思うのです、これだけの群れを見ると、「本当に特別天然記念物?」と。
“ハト”と一緒じゃないかと・・・
「ガヤガヤガヤガヤ」
まるでどこかヒト様の都会の朝の通勤光景のよう。
笑わずにはいられませんでした。
なかなかやってくれますね、雷鳥達・・・。
