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燕山荘 / ENZANSO

今日も不思議な富士山が。


昨日より少し低くなりましたが、今日も雲海が広がっていました。雲海、紅葉。両方が美しさを引き立てあい、素敵な日の出となりました。

 

合戦尾根上部の木々の落葉が始まり出してきています。朝のうちはやや強い風が吹いていて葉っぱが空を舞うのを見かけました。落葉が進むと見通しもよくなってきて、ダケカンバの幹の白さが目立つようになってきます。また違った楽しみがあります。

ダケカンバは落葉が始まり出してきていますが、カラマツの黄葉はもう少し先となりそうです。合戦沢の頭の少し上にある「お褒めの松

」と言われるカラマツはまだ緑色の葉をつけていました。木々の種類によって紅葉や黄葉の時期が異なるのでもうしばらく楽しめそうです。

合戦沢の頭より下まで来ると、まだダケカンバの黄葉を楽しむことが出来ます。今日の午前中は青空が広がり、そのコントラストがきれいでした。

ここから見下ろしてもダケカンバの白い木の幹がだいぶ目立つようになってきたのが分かります。

天気は下り坂へ向かっているのかだんだんと雲の量が増えてきました。明日からは連休がはじまりますが、少なからず台風の遠い影響は受けてしまいそうです。夏の雨とは違い、気温の低い時期の雨の稜線歩きはしっかりとした装備が大切になってきます。また、レイングローブもお忘れなく。樹林帯の中を歩く登山と森林限界より上を歩く登山では、これから先の季節、特に悪天時は全く別のものになってきます。

燕山荘からは北鎌尾根がよく見えます。その北鎌尾根の紅葉も2600mくらいまで下がり出してきているのがよく分かります。ここから見ていると紅葉が上から下へと下がっている様子がよくわかります。

 

雲の多くなってきた午後、安曇野側を見ると美しい反薄明光線が見られました。この現象は太陽と反対の方向に見られます。

昨日もちょっと面白い富士山を見ることが出来ましたが、今日もまた面白い富士山を見ることが出来ました。これも台風の遠い影響を受けてのことでしょうか、山頂にはレンズ雲がかかり、それがまるで雪のように見え、富士山には雪が降ったのですかという質問を何度も受けました。

一瞬だけ光の差す日の入りが見えた後、辺りはだんだんと暗くなってきましたが誰もいなくなった外へ出て見ると雲の切れ間から、まだオレンジ色の光が差し込み、雲の赤く焼け、とても素敵な光景を見ることが出来ました。10月10日は晴れの特異日ともなっていて、今年もやはり晴れの一日となりました。明日以降、台風がこの近くを通るわけではありませんが、台風の影響はありそうなので天気予報は気にしていきたいと思います。

河地

 

 

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