日の出とモルゲンロート
霧予報だった本日の朝。
予報とは変わり青空が広がっていました。
常念岳の少し左側が一際明るく、太陽がもうすぐ顔を出しそう。
太陽は雲海から少し顔をのぞかせただけで、うろこ雲を一気にオレンジ色に染めていきます。
この瞬間は毎日見ていても飽きる事がありません。
5時50分、うろこ雲が金色に変わり、ヒュッテ大槍に太陽の温かさが届きました。
南岳方面の山肌も太陽の光に照らされて、だんだんと色づき始めます。
南岳から北穂高にかけて大きな滝雲が。
太陽がしっかり昇ると…
紅葉が目立たなくなるほど真っ赤に染まる山肌と滝雲。
槍ヶ岳も真っ赤。
そんな景色も数分で終わり、太陽が昇り切ると紅葉が美しい槍沢へと戻っていきました。
少しの時間しか見る事ができないモルゲンロート。
朝は気温が低く、風が強くなることもあります。外に出て、この雄大な景色を見るには防寒着が必須です。
天候も変わりやすく、朝こんなに晴れていてもお昼にはガスに覆われ太陽の温かさは届かず。
小屋の中でもダウンを着ないと寒い季節です。
防寒着レインウェアは必ずお持ちいただき、
天気予報を見て無理のない登山計画を立ててくださいますようお願いいたします。
酒井
