雲の窓がひらいた朝、東鎌を溢れる雲
今朝は小屋の窓から見る限り真っ白で、
「今日は何も見えないかな」と思いながら外へ出ると、
上高地・前穂方面だけすっと雲がきれ、稜線が雲海に浮かんでいました。
日中は屋根の塗装作業。
作業中に目にする雲が行き来するたび、色づいた斜面と谷がくっきりと現れます。
谷に湛えた雲が東鎌尾根に堰き止められ、堰を越える雲の滝のようにあふれ落ちていました。
作業の途中、塗料の缶に黄色い蝶がふわりととまり、短い秋の一日が少し穏やかになりました。
蝶の種類を調べてみて、キタキチョウかモンキチョウの特徴が近そうですが、判別ができませんでした。
営業は残り一週間。
装備と計画を整えて、安全第一でお越しいただければ幸いです。
港
