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ヒュッテ大槍 / Hutte OOYARI

山の体感温度


ここ3日間は台風のような雨風共に強い日が続きましたが、今日は久々に太陽を見ることができました。

▲朝7時ごろ

▲もう少しで見えそうな槍ヶ岳

 

しかし、時間が経つにつれ雲が増していき、ガスに覆われ少し雨も降る気候となっています(午前11時頃)。また、風も時折強く吹くため十分に注意が必要です。

 

さて、山に登られる際は山上でどれぐらい寒い/暑いのか悩まれることも多いかと思います。
体感温度は様々な要因によって変わってきますので少し紹介します。

① 山の気温
標高が100m上がるにつれ0.6℃下がると言われています。
ヒュッテ大槍の標高は2884mなので約17℃街とは変わってきます。
街の最高/最低気温が35℃/25℃の猛暑日だとしても山上では18℃/8℃になり、4月ごろの気温となります。

② 風速
風速1m/sで体感温度が1℃下がると言われています。
昨日は15m/s以上の風速予報でしたので、約15℃以上も体感温度が下がります。
また、風速は平均風速を発表していることが多く、最大風速は平均風速よりも大きくなることにも注意が必要です。

③ 雨・汗冷え
山の天候は変わりやすいので、雨に当たることもあるかと思います。雨に濡れると体から熱が奪われ、体温の低下につながります。
また、汗冷えも体温の低下につながります。

④ 太陽
今まで気温が下がる要因ばかりを挙げてきましたが、最後は体温が上がる要因です。
山上は街よりも標高が高いため、雲のない快晴の日だと陽射しが強く、街よりも暑く感じられると思います。

 

体感温度には他にも湿度、運動による体温上昇など様々な要因が関係しています。
天気予報で判断するのは勿論ですが、山の上は天気が変わりやすいため、どの天候・温度でも対応できる服装・準備をして登山を楽しんでください。

 

中畑

株式会社燕山荘 松本事務所

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