画になる瞬間
大天荘の鈴木です。
今朝は雲が多かったものの、くっきりと日の出を見ることができました。
雲に包まれる時間が多い1日でしたが、日の出が見れてよかったです。
山にいると、日の出や日の入り、雨上がりの虹など目に焼き付けたくなる瞬間や風景が多くあります。
次の、燕山荘方面へ向かうお客様を見送る瞬間も、私の好きな瞬間の一つです。
こちらは山の電気屋さん。昨日作業をしていただき、今日は日の出を見てから燕山荘方面へ出発。
この縦走路に向かって歩き出す瞬間が絵になります。かっこいいですね。
ただ、やはり見送る側というのは、なんとなく寂しい気持ちになります。
山だと尚更です。
さて今日は小屋付近を散歩していたら、小屋裏にチングルマが咲き乱れていました。
実はチングルマは落葉広葉樹だそうで、秋にになると葉を落とす【木】なのです。
高山帯には陽を遮る背の高い木が無いため、縦に伸びる必要がなく横に地を這うように伸びているようです。
ということはこれが5年、10年先にはさらに成長し、増えていそうです。
確かに、初めて大天荘に来た時こんなにチングルマあったかなと思いました。
大天荘はテント場に咲くミヤマキンバイや、本館前のナナカマドの印象が強いですが、
いつかそれに匹敵するくらいチングルマが咲き誇っているかもしれませんね。
最後にここ数日で雷鳥の雛たちが生まれて、今日は小屋付近を散策していたのでその写真を。
この家族は7羽の雛がいました。
わんぱくな子供たちを見守るお母さんは大変そうでしたが、母としてこちらも画にになる光景でした。
たくさん食べて元気に育ってほしいです。
