無事に「水」揚がりました。
さかきです。
昨日に引き続き、今日もお昼頃まで水源地での水揚げ作業に行ってきました。
大天荘の水源地は、槍沢の支流、槍沢ロッジ様と横尾山荘様との間にある二ノ俣谷の最上部に位置します。
一般の人は立ち入ることはできませんが、そこまでの道のり、正面に槍ヶ岳や穂高連峰を仰ぎ見ながらの尾根道を辿ります。7月もまだ上旬、木々の芽吹きからの淡い新緑がとても美しいこの時期、目に映る光景はなんとも清々しい感じです。
いました、その道中。
ハイマツの茂み、母親の顔しか確認できませんでしたが、恐らく傍に子供達も居たのだと思われます。不意の遭遇、我々が近づいてきたのは、向こうは知っていたでしょうから、茂みの中で「静かにしなさい!」と諭したのでしょう。
少しこのお母さんとお話したかったのですが、先を急いでいたので、今日はササっとやり過ごしました。
水源地に着いてからは、昨日同様、パイプ破損個所の修理を繰り返し・・・
これは動力噴霧器についている水圧計です。
「4.3」を指しています。ここまで水圧が上がると、無事に小屋まで水が揚がっていることを示しています。
ようやく今シーズン初の水揚げに成功です。
標高差約400m、距離にして約1.5kmを、わずか直径2cmほどのパイプラインでポンプアップしています。
おいしいお水です。
決して潤沢ではないため・・・節水にご協力お願い致します。
間違いなく、これぞ正真正銘「北アルプスの天然水」です。
