強風止んで霧氷。
昨夜は湿った風が吹いたのか、様々なものにエビのしっぽが付いて辺り一面真っ白になっていました。昨日の強風はだんだんと弱まってきていました。
昨日お泊りのお客様が下山される頃より、ガスも取れ始め、展望も広がり始めました。合戦尾根の上部の木々にはびっしりと霧氷が付き、この美しい霧氷を見ながら下山することが出来たのではないでしょうか。
その後、天気は回復していき、きれいな青空が広がっていきました。昨日の強風で待機中のちりが飛ばされたようで澄み渡る空気に包まれていました。霧氷と水田、二つの季節の異なるもののコントラストもまたきれいでした。
晴天が続くと思ったのですが午後になるとだんだん雲が増えてきてしまいました。それでも南東方向の富士山はまだきれいにみえていました。
本館の屋根までかかっていた雪も約一ケ月余りに及ぶ除雪作業により、ほぼ姿を現してきました。この後は、別館周りの除雪へと移っていきます。
餓鬼岳~東沢乗越~燕岳の縦走は雪がなくなるまで困難です。
北燕岳直下より東沢乗越方面
夏道はこの急な雪壁をトラバースするようについています。ここで滑落すれば、谷底まで落っこちてしまいますので決して入らないでください。
北燕岳より東沢乗越方面を見る
北燕岳から岩稜つたいに餓鬼岳(東沢乗越方面)に行こうとしてもこのような岩峰が続き、ロープなしでは行けない所となっています。まれに山に熟達された方が通られることもありますが、そうでない方は雪がなくなる7月頭くらいまで(年によって変わります)は通行されないようお願いします。昨年、今年とルートがわからなくなり、行動不能による遭難事案が起きております。
河地
