燕・歳時記 Special

燕山荘通信

白馬栂池1泊2日スノーシューツアー第2回


2月20日~21日の1泊2日にて「栂池自然園・白馬三山大パノラマスノーシューツアー1泊2日」を催行致しました。

二日間共に、小谷村白馬村一帯、日中は春のような陽気で、いざフィールドに入ると汗ばむ程の太陽と青空でしたが、前線や高気圧の張り出し具合により、強風に悩まされました。稜線は絶えず雪煙が舞う状態で、両日とも白馬山麓のスキー場内のゴンドラやリフトは半分以上が運転見合わせとなる程。
そのような強風下でも、メインの2日目は、白銀の北アルプスの眺望は抜群でした。

 

<2月20日>

初日は足慣らしに手頃な、栂池は前山ジャンプ台のある小高い森の中をハイク。目線を上に向けると、「熊棚」があちこちに点在。ここはナラやクリ、サクラ等が主に樹生します。秋に多くの実をつけるため、冬眠前のツキノワグマが木に登り、実の付いた枝を折って手繰り寄せ、結果、食べ終えた枝が集まって画像のような棚状になります。
このように自然観察しながらのんびり足慣らし。

 

滑ってもよし、歩いて下りるもよし。スノーシュー履いての動作を一通り確認しながら、翌日のハイクに備えます。二十四節気で「雨水」を過ぎたというのもありますが、雲に煙った太陽ゆえの柔らかな光線は、春がもうそこまできているという印象を強く受けました。

 

<2月21日>
前述したように、周辺の強風は一向に収まらず、運転見合わせとなった栂池ゴンドラを横目に、お隣の白馬岩岳マウンテンリゾートへ行程変更。

この日は、なんと数年ぶりに、燕山荘グループ代表の赤沼も同行させて頂きました。北アルプスの山小屋主人だけあって、山に加えてその麓の文化や言い伝え、また海外での登山の体験談等、話題が豊富です。ちなみに赤沼が手にしているもの・・・

ヤママユガの繭で、あちこちで見かけました。

 

高度を揚げるにつれて、真っ白な白馬三山はじめ、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ケ岳がきれいに見渡せます。

 

昼前には岩岳山頂に到着。「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」から望む北アルプスの眺望、最高でした。この日は周辺のスキー場のリフト・ゴンドラが強風のため軒並み運転見合わせ、ここ岩岳スキー場に人波がやや集中した感があり、おしゃれなカフェも併設していることもあって、かなりの賑わいでした。新型ウィルス感染症の心配がありましたが、屋外で強風、加えて訪れていた他の皆さんはマスク等着用していたため、個人個人意識を持った行動を取られているようには感じました。

 

白馬村と小谷村のちょうど真ん中あたりに位置する岩岳スキー場、山頂からの眺めは360度どこを見回しても展望がよく、帰り道ゲレンデの端から望む白馬三山の眺望は素晴らしいものでした。

 

帰りは童心に戻り、“ヒップソリ”使っての尻セードを十分堪能してツアーを無事に終えました。

 

この度も、強風による天候等の影響で、行程の変更等にご理解頂き、ご参加頂きました皆様本当にありがとうございました。

 

ガイド:赤沼、榊 写真と文:榊

 

 

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