燕・歳時記 Special

燕山荘通信

栂池自然園大パノラマスノーシューツアー


燕山荘企画スノーシューツアーシーズン到来です。
1月27日~28日、今シーズン初回となる「栂池自然園大パノラマスノーシューツアー」が始まりました。先週頭から、日本列島にはここ数年来ない強い寒気団が入り、寒さもさることながら白馬栂池は約1週間雪が降りっぱなしという天候だったようです。正直、参加された方も我々スタッフも、今回は北アルプスの景色はお預けかなと思いましたが・・・

1月28日早朝、宿の玄関先出てみると、真っ青な空に映える真っ白な白馬三山がきれいに顔を出していました。日本海に小さな低気圧が発生したおかげで、その前面にあたる日本列島は弱いながらも高圧帯に覆われたと思われますが、何にしても参加された方々の顔は笑顔で満ち溢れていました。

栂池ツアーに関して、初日の午後半日は宿の近辺で約2時間程度の足慣らし。殊に初めてスノーシュー体験される方は、しっかりその感触を味わっていただき、メインとなる翌2日目に備えます。併せて寒さや装備の事など、わからないことはスタッフが丁寧にお伝えします。

以下2日目のツアーの模様です。

栂池ゴンドラの山頂駅「栂の森」を下車してスノーシュー開始。シラビソやダケカンバが繁る森の中を、急な斜面はつづら折りにトレースを切り、グングン標高あげていきます。
「ほんとに大自然に抱かれている気分になって、気持ちいい!」
「こんなに雪深くても歩くのに苦にならない。スノーシューってすごい道具ですね」
この日は風がほとんどなく、淡い陽ざしの下、少し体を動かすと額にうっすら汗が光るほど。気分よく歩く参加者の皆さんを見て、ほんと今日の晴天に感謝でした。

時には林道伝いにコースをとりますが、展望が開け、白馬三山から鹿島槍ヶ岳・唐松岳・五竜岳はもちろん、スッキリ晴れれば遠くは八ヶ岳連峰から南アルプスまで見渡せる、文字通り“大パノラマ”が得られます。

昼前に栂池自然園に到着した時は上空薄雲が広がり、白馬岳方面は雲の中でしたが、相変わらず風はほとんどなく、穏やかな昼時の下、ランチタイムとしました。

「こんなに雪まみれになるのは子供の時以来。雪にまみれるのって、こんなに楽しかったかなと、久しぶりにはしゃぎました」
「気温が多少低くても、風があるなしで、感じる寒さがこんなに違うものなのかと、参考になりました。今度は燕山荘の春山登山教室に参加してみようかな・・・」
下山は大雪原を一挙に駆け下りたり、時には滑って大はしゃぎ。無事下山の途につきました。

ご参加頂きました参加者の皆さま、ありがとうございました。

ガイド:井村、榊、高橋
写真と文:榊

次回のスノーシューツアーは
2月2日~4日催行の「霧氷輝く北八ヶ岳スノーシューツアー」です。

その他のツアー日程詳細はこちらから ご欄ください。

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