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大天荘

まだ2株咲いていました、箸袋の花は。


さかきです。

 

先日の月曜日に所用にて下山し、本日上山してまいりましたが、わずかこの数日で稜線の装いはすっかり”衣替え”となり、もはや晩秋となりました。   ▲大下りの頭より 左 大天井岳 と 右 槍ヶ岳

今日は陽ざしが届かず、台風14号の余波なのでしょう、ゆっくりではありますが雲の動きが常に変化し、それはそれでなかなか面白い光景を目にしながらの帰路の道中。

まさに“雲に咽ぶ大天井岳”。山頂の向こう側から滝状に山をすっぽり覆いかぶさるような雲の形状は、曇天の中にあって一際目を楽しませてくれました。

それ以上に、私には冒頭でお伝えした通り、稜線の装いの変わり様に少々驚きを感じました。

   ▲燕山荘ヘリポートから燕山荘と燕岳

手前のナナカマドはすっかり落葉し、ひと昔前でしたらこれでいつ初雪や初冠雪が来てもおかしくない感じです。

合戦尾根筋のダケカンバは、まだ少し黄色い葉を残していますが、明日の台風でこれらも落葉するのは時間の問題でしょう。

燕山荘を出て大天井岳方面に稜線を進むと、すぐ下の山肌はもちろんですが、遠目でも槍ヶ岳の山肌が“晩秋色”に変わっているのがわかります。バックが槍ヶ岳ばかりで申し訳ありません・・・何せ表銀座縦走路を南側に進むにあたっては、やはり槍ヶ岳が見えている以上、写らないわけにはいかないもので。それにしても赤や黄、緑の斑模様がきれいです。

稜線上のカラマツはすっかり黄葉しました。

直に、ハラハラと舞い落ち、冬の姿へと変わるでしょう。

 

ということで、小屋に戻ってきた午後からは、周辺雲の中となり真っ白。台風が接近していると思われる東寄りの風が強めに吹き続いています。台風14号は、当初の予想よりだいぶ進路が陸地から離れて通過するようですが、近年の台風何が起こるかわかりません。用心に越したことはありませんね。ここは通過していくのをジッと待つことにします。

 

 

さて、今日の本題は、タイトルにありますように・・・本当でしたら昨日挙げるはずでしたが、一日遅れで申し訳ありません。

燕山荘グループで使用しています箸袋。この大天荘のイラストだけわかりにくい・・・とは、私自身はわかっているだけに、「そんなに難しいかなぁ」と思ってしまいますが、実際にこの花、この後の画像で見てみると、「そうだ!そうだ!」とうなずけるはずです。

 

ち・な・み・に、本来この花の時期は7月~8月なんですが、今日なにげに小屋周り見てみたら、けなげに、これともう一株咲いていました。

 

・・・しかしこれではイラストとはかけ離れていてわかりにくいですね。

 

 

 

 

いずれも7月頃、この花の全盛期。

 

正解は、「ミヤマキンバイ」でした。

7月頃の大天荘のテント場は、この花で埋め尽くされ、青空の下晴れていれば、その鮮やかな黄色が眩しいほどです。

 

今度箸袋を手に取る機会ありましたら、よーくこれと見比べてみてください。うなずけます。

 

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