燕・歳時記 Special

燕山荘通信

雷鳥と高山植物を堪能できる雷鳥観察会催行しました


6月、燕山荘ツアー「雷鳥観察会」を2回催行しました。一般的に、山のハイシーズンは7,8,9月のイメージが強く、6月は初めてというお客様は多いですが、実は非常に魅力的な時期でもあります。

・高山植物が次々と開花し始める。
・野鳥、特に雷鳥との遭遇率が高い。
・登山道の雪がほとんどなくなり、かつ日が長くなる。
などの利点があり、大変お勧めの時期でもあります。
さて、雷鳥と高山植物を堪能できる雷鳥観察会、今年は3年ぶりに2回のツアーを開催しました。
講師に野生生物資料情報室代表・信州野鳥の会会長でライチョウ調査研究に携わる植松さんにお越しいただき、道中、山荘でもいろいろなお話を伺いました。

▲天候は曇りで風もあり一番登りやすい気温で登ることができました。また高山植物もたくさん見ることができました。

▲アカモノとゴゼンタチバナ

▲イワカガミ

 


▲サンカヨウ

 

▲ミツバオウレン


▲マイヅルソウ

 


▲イチヨウラン

 

▲タカネザクラ
第一ベンチまでは、高地でこの時期よくみられるエゾハルゼミの鳴き声が聞こえてきます。

 


▲約4時間かけて合戦小屋に到着!
ナナカマドの花が咲く合戦小屋でスイカを食べました。

 

▲天気がもったので、1回目、2回目ともに、そのまま初日に燕岳に登頂ができました。
曇りでしたが、皆様良い表情をされていました。

 

▲山頂で15分くらい休憩をして下山をしていると、西側の雲が切れ、東側だけ雲が残る幻想的な景色を見ることができました。

 

▲翌日どんどん天気は回復。ご来光は、雲海の中から、幻想的でした。

 

▲浅間山

 

第1回目のツアーは、ちょうどひなが生まれる時期と重なったためかオスの1羽しか出会う事ができませんでしたが、
第1回ツアー催行直後の27日、山荘でヒナの誕生が確認されました。
第2回目のツアーでは、2日目の朝、テント場にて誕生したてのヒナに会うことができました。

▲第1回ライチョウツアーご参加の皆様

▲第2回ライチョウツアーご参加の皆様

天気もすっかり良くなり、快晴の中下山することができました。
冨士見ベンチで微かに富士山も見ることができました。

 

 

▲コマクサも花を咲かせて迎えてくれました。

ライチョウのヒナたちの様子は、燕山荘ブログでもお伝えしますので、
これからの成長ぶりを楽しみにご覧ください。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

 

特別講師:植松晃岳氏(野生生物資料情報室代表、信州まつもと山岳ガイド協会やまたみ代表理事、信州野鳥の会会長、他)
ガイド:赤沼大輝
写真と文:赤沼大輝

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