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燕山荘

秋から初冬へ。



昨夜は雪が止んだ後、晴れて星も見えるようになりました。そして、高瀬渓谷側には雲海が入り、なんとも神秘的な光景が広がりました。

そして、朝になって見ると季節は一気に進み、冬の景色へとなっていました。いつものことですが雪は突然やってきます。小屋周辺で2~3センチの積雪となりました。

紅葉した木々やナナカマドの赤い実との組み合わせ。とてもきれいですね。これに青空があれば、きっともっときれいだったことでしょう。雪は8時過ぎより雨へと変わり出してきました。そして、日中の気温はかろうじてプラスへと変わっていきました。しかし、風も強く、稜線を歩くのは低体温症へのリスクも高くなり、縦走予定の方も燕山荘へとされる方が多くいらっしゃいました。今の時期は冬と比べれば気温が高めでの雪のため、燕山荘に到着されるまでにびしょびしょになってしまいます。その状態で雨風の強い稜線に出ることはリスクが高まります。

雪が降っているさなか、小屋周りを散策していると5羽のライチョウの家族に出会いました。どれが親で子供なのかわからないくらい、子供たちは大きくなっていました。でも鳴き声はまだピーピーというのは何とも面白かったです。ただ、その中の1羽だけ、大人のオスのようにグエーと鳴こうとしていたのですが、それがまだ上手でなかったのがなんともかわいらしかったです。そして、こうして雪が降ると足跡が残って、それもまたかわいらしかったです。

日中は本降りの雨となり、この周辺の雪はあっと言う間に解けてしまいました。ただ気温は3℃くらいまでしか上がらず、非情に寒い一日となりました。明日から連休が始まり、縦走を予定していらっしゃる方も多いと思いますが、まだ降雪の可能性はありますので、縦走を予定されている方は念のため、軽アイゼンくらいはお持ちになるといいかと思います。登山道の状況は2700mくらいの燕山荘と3000m近い大天荘やヒュッテ大槍とは状況が大きく異なるため、詳しい状況は直接各小屋にご遠慮なくお問い合わせください。山の上は秋から初冬へと変わってきました。

河地

 

 

 

 

 

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