澄んだ空気。
朝の気温が１０℃以下になるのがすっかり当たり前となってきました。今朝は薄っすらと雲があったものの、その雲をとおして星の明かりは見えていました。なんだか綿の中に星がきらきらと輝いているようできれいでした。
そして、日が昇る１５分くらい前、東の空にある雲は美しく赤く染まりました。
そして、日が昇れば雲も少なくなり、澄んだ青い空が広がり始めてきました。日が昇れば、多少は気温は上がり始めましたが日差しの力は７月のものとは違い、思ったほど気温は上がっていきませんでした。山肌の色は日に日に緑から黄色へと少しづつですが変わってきています。
縦走に出られる方も多くいらっしゃいました。夏らしい光景ですね。ただ、稜線を吹く風には日中でもひんやりとしたものを感じ、秋を感じるようになってきました。
ここまで天気が良くなり、きれいな青空が広がったのは、いったい何日ぶりのことでしょうか。この晴天もあって、日中は多くの方々で賑わいました。
今日の日中は空気が澄んで、山の輪郭もくっきりと見えるきれいな空が広がりました。忙しく外に出る時間もなかったのですが、こんなにも気持ちいい空が広がったのはこの夏初めてかもしれません。
昨日、大町岳陽高校の皆さんが燕山荘に登ってこられました。昨日の朝は非常に強い雨が降っていたのですが前線が通過すれば天気が回復するという先生の判断の元、登ってこられ、そして、今日はこんな素晴らしい青空の元、燕岳に登頂され、皆さん大変満足そうに下山されて行かれました。この大町岳陽高校の学校登山の歴史は長く、７０年以上にもなります。その伝統を消すまいと先生方はものすごい努力をされています。今年もこうして学校登山が出来たことをうれしく思いますし、またこれから協力していきたいと改めて思いました。
空気の澄んだ今夜は街の明かりや星空がきれいに見えています。小屋の消灯時間の２０時半頃には天の川がちょうど燕山荘の真上辺りに見えていました。星空観察にはちょっぴり寒くなってきましたが、ダウンなどの防寒具を持ってくれば、星空観察を楽しむことが出来るでしょう。
河地
