エビのしっぽ。
風雪の強い朝を迎えましたが、お昼ごろになってくると時折、燕岳が見えるようになってきました。気温は昨日からあまり変わらず、－７℃くらい、風は10ｍ以上となかなか厳しい天候でしたが、厳冬期に比べればまだまだといったところでした。ただ、まだ冬の寒さになれていない僕たちにはかなり寒く感じる一日となりました。
今回の降雪は風が強く、量も多くはなかったので登山道の様子が変わる程の降雪とはなりませんでした。また、昨日に引き続き、今日も街と山の上では天気が大きく異なったようで街は晴れていても山の上は雪のちらつく天気となりました。
今回の雪は量こそ多くはなかったのですが、吹き溜まるところにはどっと吹き溜まってしまいました。雨戸を入れてなかったところはすっぽりと埋まってしまい、雪が堅くなる前にと掘って雨戸を入れました。明日も引き続き、寒気の影響を受け、積雪量は増えていきそうです。白い燕岳を楽しみにされる方もいることでしょう。
日中になっても－５℃くらいまでしか気温は上がらず、冷え冷えとした一日でしたが、木々には霧氷がびっしりと付いて、とてもきれいでした。その白い木々の奥に見える安曇野の里山は紅葉が始まり出しているようでした。雪の白と紅葉の赤や黄色との二つの季節の色のコントラストがなかなかよかったです。
また、岩にもエビのシッポがいっぱいついていました。まだ、厳冬期のような白さはありませんでしたが、季節が初冬から冬へと感じさせられる一日でした。明日はまた少し積雪が増える予報になっています。また、気温も低く、風も強そうですので無理たけはなさらないでください。特に単独で来られる方は低体温症へのリスクが高くなりますのでご注意を。合戦小屋を過ぎ、森林限界を超えてくると風が一気に強まります。森林限界を超える前に今一度装備の確認とカロリーの高いものを食べ、燃料補給をされるいいかと思います。
河地
