モノトーン。
さかきです。
▲槍ヶ岳
▲穂高連峰
頂や山腹を雲に巻かれる槍・穂高連峰。まさに“モノトーン”の世界そのもの。
そもそも雪が降ってはじめて見られる光景で、シーズン中はまずめったに見られない色調の光景です。
大天荘周辺も、時折霧に巻かれてみたり、視界がクリアになったりと、落ち着かない空模様。こちらは茶色の地肌が露出しているため、すっかり“モノトーン”とはいきませんが、これも一興。
日中の気温は大天荘の温度計で-2℃を行ったり来たり。陽ざしが届かなかった分、とても肌寒い一日でした。これでは雪は融けることはありません。
むしろ、
夕方前から再び本格的な降雪となってきました。南岸低気圧によるもの、風はほとんどなく、しんしんと降っています。ヤマテンの予報ですと、明日朝にかけてまとまった積雪となる見通しです。
よく降るこの10月末です。
※大天井岳~西岳~槍ヶ岳の縦走路のお問い合わせを時々頂きますが、ここ数日間の降雪以降、東鎌尾根を縦走されている方はいらっしゃらないと思われ、また山小屋スタッフも現況は把握できておりません。
夏山秋山の縦走路と違い、“バリエーションルート”と捉えて頂き、この方面の積雪期経験の無い方だけでの入山はお控え願います。