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燕山荘

天気の崩れは一時。


気圧の谷が北部を通過したため、夜明け前は星空が広がっていたのですが、日の出頃になると空は黒い雲に覆われてしまいました。いつもなら御来光を見ようと玄関前には多くの人が集まるのですが、この天気ではあまり人がいらっしゃいませんでした。

しかし、ちょうど太陽が昇るところだけ雲が薄かったのか、真っ赤な太陽が一瞬だけ姿を見せてくれました。まさか今日も日の出が見えるとは思いもしませんでした。

朝のうちは少し天気が崩れて小雨がぱらつくことがありましたが、気圧の谷が通過してしまえば、天気は回復へと向かっていきました。そして、安曇野側にはきれいな雲海が広がりました。今日も暖かな一日だったので、その雲海を眺めながら外のベンチで皆さんゆっくりとした時間を過ごされていました。

合戦尾根のダケカンバは落葉が始まってきています。同じ秋と言っても紅葉の前と後ではずいぶん山の雰囲気は変わっていくものです。それぞれに違った美しさがあり、それを楽しみに頻繁に登ってこられる方もいらっしゃいます。

安曇野側に広がる雲海は終日広がり続けました。この雲海はどのくらいの高さなのか気になる方もいらっしゃるかと思いますが、下の写真の頭だけ出ているところは、標高2000m弱の美ヶ原になります。また、雲海が広がっている時に下から登ってくると標高2000mの第3ベンチあたりを過ぎると急に青空が広がってくるということがよくあります。必ずしもとは言いませんが、雲海は2000mあたりに出来ることが多いようです。

ヘリポートのすぐ下にあるカラマツも美しい黄金色に変わってきています。雲海を背景にこの黄金色が夕陽に照らされ、とてもきれいでした。

夕方になるにつれ、天気はどんどん良くなっていきました。この先の天気予報を見ていても再び秋晴れの日々が続きそうです。山の上は秋から晩秋の風景へと変わりつつあります。燕岳の西斜面が今とてもきれいです。

今年の秋は日中の天気は良くても日の入りが見られない日が多くなっていますが、今日は美しい日の入りを見ることが出来ました。17時20分頃、太陽は三俣蓮華の左肩に沈んでいきました。18時といえばもう真っ暗です。秋は夜が日に日に長くなっていきます。

河地

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