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燕山荘

束の間の晴れ間。


昨日の降雪は小屋周りの深い所で膝下くらいは積もりました。ゴールデンウィークの今頃は山の上ではまだまだ冬と春が同居していて、寒気がやってくればこうして降雪となり、移動性高気圧にすっぽりと覆われれて晴れると日中は半袖でもいい位になります。天気による季節感の違いが大きくなるので、最新の気象情報を得ての登山が大切になります。

今朝は天気も回復し、日の出を見ようと玄関前には朝から多くのお客様がいらっしゃいました。

朝のうちは強い風に雪が舞い上がり、時折、目を開けていられないほどでしたが、昨日の雨の中登ってこられたお客様には最高のプレゼントである美しい景色が広がりました。

降雪直後はすべてが新雪に覆われ、もっとも美しくなる時です。

霧氷も木々にびっしりとついて、まるで冬のような美しさでした。自然環境が厳しくなればなるほど、このような美しい光景が創り出されます。冬に逆戻りしたかのような天候でしたがこんな素敵な光景に出会うことが出来ました。

写真では分かりづらいかもしれないですが、一部では雨氷となったところもあったのでしょうか、木の枝がキラキラと氷が着いて、光っているところもありました。雨氷とは過冷却された雨が木の枝などにぶつかる衝撃により、凍り付くものです。霧氷に比べ、なかなか見ることが出来ないです。

また、今シーズン最初の春山登山教室の皆様はタイミングよく、晴天の下、雪の燕岳の山頂に立つことが出来、大変満足そうに下山されて行かれました。

やはり、この晴天は長く続くものではなく、9時頃になると穂高の上には怪しげな雲が現れ始めてきました。

そして、お昼頃から天気は急変してきて山荘周辺は猛吹雪となってきました。これで、また積雪は増えそうです。明日早いうちは天気は小康状態になるようですが、その後は荒れた天気の予報が出ているので、早めの行動がよさそうです。

河地

株式会社燕山荘 松本事務所

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