夕方になって厳しい冷え込み。
冷え込みの厳しい朝となり、小屋の西側にある温度計はー6.8℃を示していました。日の出の太陽は雲に邪魔をされ、弱弱しい光でより一層寒く感じる朝となりました。
これだけ気温が低いと日が当たらない部分の雪はなかなか解けていきません。
午後になってくると寒気が入りだしてきたのでしょうか、槍など標高の高い山には雲がかかりだしてきました。
寒いですが天気はいいので外作業を進めました。冬に雪の重さから小屋を守るための支柱を本館の近くまで移動しました。11月の2日は街の天気予報では傘マークがついています。山の上では雪になるかもしれません。明日明後日と天気も良さそうで、多くのお客様が登ってこられるので、冬支度の作業が出来なくなります。その前にはと今日は男性陣は一日中運びものとなりました。雪が降ってしまうとこれらの作業は非常に困難になってしまいます。
第二別館は今日をもって完全に閉じました。これから少しづつ使えなくなる部屋も多くなっていきます。コロナ禍のため、減らしている定員数がさらに減っていくことにご理解をお願い致します。
太陽が傾き、安曇野の街に夕日が当たりだす頃から、急激に気温が下がり始めてきました。その時すでに氷点下です。夕日に照らされる街がなんだかとても暖かそうに感じました。
そして、日の入り頃になると西風が強く吹き始めてきました。その頃の気温は－6℃くらいでしたが、風もあったので体感気温は－15℃くらいだったのではないでしょうか。皆さん、ニット帽やダウンなど身に着け、寒さに震えながらこの美しい景色をご覧になられていました。
今夜はとても寒い夜となりました。小屋の西側にある温度計は－10℃まで下がってきました。明日、満月を迎える月は明るく、雪で白くなった山々を浮かび上がらせていました。寒いですがきれいな夜空となっています。今シーズン初めての－10℃はさすがに寒く感じます。明日明後日と山には賑わいが戻ってきそうです。先日も書きましたが15時を過ぎると気温は急激に下がってきます。気温が下がることにより、体力の消耗も激しくなりますし、指先が冷え、細かな作業が出来なくなってくる場合があります。山の上は秋ではなく、もう冬へと入ってきています。登りだしが交通渋滞等で遅くなってしまった場合は登山を延期するなども必要な季節となってきています。
河地
