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燕山荘

色づいてきました。


台風は当初の予報より大きく東にずれたため、この辺りではほとんど影響はなさそうです。今日の日中は雨も降ることはありませんでした。この写真は合戦小屋の少し上あたりの様子です。ナナカマドやカエデの紅葉が随分ときれいになってきました。今は合戦小屋の上あたりがきれいです。合戦尾根は面白いことに合戦小屋辺りから上に向かって紅葉が進んでいきます。これは雪解けの時期の違いだと思われます。

ガスのわく時間が多かったのですが、一瞬だけそのガスが切れ、安曇野の街を見ることが出来ました。稲刈りも始まりだしていて、安曇野の街の色は稲穂の黄金色から土の色の茶色へと変わっていきます。

合戦の頭

合戦の頭より上

山荘周辺もガスに包まれていましたが、一時だけ視界が広がり、ここから見下ろす合戦尾根も数日前に比べずいぶんと秋の色へと変わってきています。今年は気温が高かったため、紅葉の進み具合はいつもより遅くなっています。その分、これからまだまだ楽しみがあります。

夕方の雨が降る直前、高瀬川に広がる雲海がとてもきれいでした。この光景が見られた後、雨が降り出してきました。

 

 

9月23日 先日は東沢乗越経由で中房に至るルートの様子を見に行ってきました。ここ最近、こちら方面での遭難が続いたこともあったので出かけてきました。ちなみにこちらから餓鬼岳へ行くルートは先日の雨により通行が困難なようです。

山荘周辺はガスで包まれていたのですが、燕岳の山頂へ着くとそこだけそのガスの上になっていて、素晴らしい展望が広がっていました。こんな経験は初めてのことでとても感動しました。また、ここから見る北燕岳方面の稜線はガスがすこしかかり、いつもとは全く違ったところを見ているような気がしました。

北燕平を過ぎ、7月上旬まで雪渓が残る辺りはチングルマの群生地となっていました。胞子だけとなったチングルマがこんなにもたくさんあるのはこれまた初めての経験でした。

東沢乗越から見たこの先進ルートです。この辺りは笹を刈ってあるので道はわかりやすくなっています。ただ、急斜面でところどころ笹をつかんで下っていくところもあり、思った以上に歩きにくいです。

この熊笹地帯を抜けると西大洞沢出会いから先は河原歩きとなります。何か所も渡渉地点があり、自分でその道を見極めていかなければなりません。当然ながら雨が降っている時は、水量が増え、通行が不可能となります。また、この辺りまで来てしまえば携帯電話の電波は届かなくなり、何かあった場合、助けを呼ぶのも困難となります。東沢乗越の少し下あたりまで戻れば、電波は届くのですが。

これは北燕沢出会い辺りの写真です。昨年までは道標もあって河原を歩いていたのですが、今年はその道標を見つけることも出来ず、道は少し高台へと付け変わっていました。沢沿いのコースというのは大雨などにより、年々コースが変わっていきますし、手入れの仕様がない場合もあります。

こちらのコースは通行可能ですが、やはり経験者向きのコースです。また、時間も合戦尾根を下る倍以上かかります。先ほども書きましたが携帯の電波が届かないところが多いため、単独ではいかないほうがいいかと思います。

河地

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