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燕山荘

冬の登山日和。


昨日の風雪は夜半には収まったようで、朝になると白さを増した美しい冬景色が広がっていました。燕山荘もだいぶ雪で覆われてきました。

今朝はぐっと冷え込みました。玄関先にある温度計はマイナス17℃を示していました。昨日の風雪といいようやく冬らしくなってきたようです。そして、また日の出も雪面をピンクに染め、冬らしい美しい日の出となりました。

風雪の後は当然ながらトレースは消えてしまいます。今日も早速合戦小屋までトレース付けへと出かけました。今日のような好天の下、足跡一つない雪面にトレースを付けていくのはとても気持ちのいいことです。ただこの美しいシュカブラに足跡を付けるのはちょっと罪悪感を感じてしまいます。

稜線上は風が強かったのですが、少し下ると風はほとんどありませんでした。そのため霧氷も落ちることなく残っていて、そのトンネルの中にトレースを付けるのは仕事はいえ、とても贅沢なものでした。この霧氷は日中になっても長く残っていました。きっと皆さんこの美しい霧氷をご覧になれたことでしょう。

合戦小屋

積雪は増えましたが合戦の頭から合戦小屋はまだ雪の量が足りなく、冬ルートへと変えることは出来ませんでした。

終日、風も弱く、最高の冬の登山日和となりました。槍もかっこよく見えていて、今日来られた方は本当にラッキーでした。

日中の気温はマイナス12℃と低かったのですが、風も弱く日差しも強かったため、気温ほど低くは感じませんでした。お昼ごろよりお客様が到着され始め、玄関前は賑やかになり、この好天に喜んでいらっしゃる楽しそうな声があちこちから聞こえてきました。

この晴天を逃すまいと皆さん到着されるとすぐに山頂を目指されました。昨日は荒れた天気となり、冬山の厳しさを体感したのですが、今日のような天気だと冬山のいいところを満喫出来たことでしょう。冬山は天気による差が非常に大きくなります。

そして、夕陽もまた美しいものでした。日の時刻は4時35分過ぎとなっています。

夕食には冬期支配人の榊が大天荘でもおなじみのいも煮をご用意させていただきました。皆さんに大変ご好評だったようです。明日までは天気は良さそうですが、その後は次第に荒れた天気になっていく予報となっています。先ほども書きましたが冬山は天気がいい日と悪い日の差が非常に大きくなります。また、天気が悪くても気象情報を知っているか知らないかで、その対処への差が出てしまいます。しっかりと天気を把握して、無理のない計画でお越しください。

河地

 

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