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大天荘

悪天候時は本当に無理をせずに・・・


さかきです。

 

この用具は、長野県警管轄内において山岳遭難が発生した際に使用される救助用具の一つで、レスキューキャリングラックと呼ばれるものです。

 

大天井岳界隈においては、ここ数年来グリーンシーズンにおける山岳救助活動はほとんど皆無に等しかったのですが、今年は既に2件発生(転滑落と骨折)しており、今日もう一件ありました。今日は低体温症です。

 

大天荘の直下、距離にして300m辺りの所での要請でしたが、危険な状態でした。

先の救助用具にて小屋まで搬送し、今は意識も回復し安静にしてもらっていますが、当人が一番驚いていた様子で、まさか自分が・・・といった感じです。年配の女性の方です。

 

 

誰にでも起こりうる低体温症、ちなみに当時の天候は、降り続いていた雨は昼過ぎに一旦止み高曇り、風は平均10~15m/s、気温8℃程。昨夜は燕山荘に宿泊され、雨の弱まりを待って出発、そんな状況下での出来事でした。途中は雨に打たれての稜線歩きだったと思われます。

 

 

ここ数日繰り返しになりますが、これからの時期、悪天候時(雨風が強い場合)の稜線歩きは、本当に低体温のリスクが高まります。くれぐれも細心の注意を払って行動されますよう、せつに願います。

株式会社燕山荘 松本事務所

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