かなとこ雲。
さかきです。
夏の夕方を彩る物の一つ、入道雲、雷雲、積乱雲、いろいろ言い方はあるけれど、夕立性の雲がもくもくしている様は、風情があります(ただし、その下では豪雨や激しい雷が起こっていることが多く、時として災害にまで発展することがあるので、手放しで風情云々と呼べない時はもちろんあります)。
時々このブログにも言葉として登場する“かなとこ雲”。今日の夕方は見事なものでした。
▲テント場から南東の方角(長野・山梨県境辺りの積乱雲)
▲乳房雲
特に今日はその中でも乳房雲がはっきり見て取れ、こういった時は上空においては激しい乱気流に注意が必要など、概ね大気の激しい現象を象徴する雲の一つとされています。
今日、この雲の下では、相当な風雨があったと推察されますが、単にこの雲の様だけに言及すれば、夕陽に照らされた壮大感、とても圧巻でした。
▲槍・穂高連峰の背後 同じくかなとこ雲(高山市辺り)
今、夜の8時過ぎ。
この積乱雲が強弱を繰り返し、移動してきて、大天井岳周辺に差し掛かるかどうかというところです。時折稲光がパッと辺り一面を照らします。
私が今まで目にしてきた“かなとこ雲”の中で、今日が一番でした。