入道雲。
なんとなく湿気の多い、曇り空で始まりました。そんな今朝はヘリコプターによる荷揚げが行われました。ヘリコプターの荷揚げは天候に左右されるので、朝一に行われることが多いです。今朝も日の出直後から始まりました。今の時期は最盛期に向けての飲み物を中心に荷揚げしていきます。
雲が多かったものの気温が高めで、雪の中から出てきたナナカマドが雪を割ってさらに出てくる様子はナナカマドの生命力を感じさせられました。
このところ小屋の周りではライチョウの動きが活発です。今日はそのライチョウが岩の上に登って、見張り行動のようなことをしていました。今年は燕山荘周辺でライチョウを見かける機会がとても多くなっています。
ライチョウも元気ですが、カヤクグリやイワヒバリたちも元気よく、小屋の周りでかわいらしい鳴き声を聞かせてくれます。今日は雪解けの冷たい水溜まりでカヤクグリは水浴びをしていました。ヘリにより運ばれてきた大量の荷物の片付けも終わり、ほっとした時間に見かけるこういった光景はとても微笑ましいものでした。
午後になってくると東側には雲がどんどん湧き出してきました。たぶん、日射による上昇気流によって、湧き出た雲なのでしょう。
そして、その後もくもくとした入道雲があちこちに見られるようになってきて、夕方には近くでも雷鳴が聞こえました。特に有明山の奥に見えた佐久、軽井沢方面ではかなり激しい雨となったようでした。この先の天気予報を見ていると明日の晴れは貴重なものとなるのかもしれません。
河地