真冬へ逆戻り。
今年は寒暖の差が激しい春となっています。雪解けが加速するような暑い日があったと思えば、急激に気温が下がったりする日があります。昨夜から雪となり、朝になると10cmほどの降雪となっていて、木々にはびっしりと霧氷が付いていました。
しかし、最初のお客様が到着されるころには時折、燕岳も姿を見せてくれました。気温が上がって、雪がグサグサで歩くのが非常に大変だった昨日と違い、今日はアイゼンがしっかりときいて、随分と歩きやすくなったようでした。
回復傾向にあった天気でしたが、お昼頃より気温が下がり出し、風雪模様となってきました。テントを張った方もこの強い風と低温には勝てず、小屋泊まりへと変更される方も多くいらっしゃいました。そして、気温は下がり続け、一時、玄関先の温度計は-13℃を示していました。ここ数日で一気に雪解けが進んでいたのですが、真冬へ逆戻りしてしまいました。ゴールデンウィーク頃はまだ冬山と思って頂いても間違いはないでしょう。
連休がいよいよ始まりました。常念岳方面へ縦走される方も多くなります。ただ、途中の大天荘はまだ営業していませんので注意が必要です。ここ連日暗くなって、疲労困憊して到着される方がいらっしゃいます。雪のない時期と比べ、体力と時間を思った以上に必要とするので早めの出発が望ましいかと思います。
河地