小屋閉め作業のさなか・・・
さかきです。
お客様が去っても、ここ大天荘から望む峰々の光景は、いつどんな時でも変わることなく、昨日も晴天下、素敵な容姿を我々スタッフに見せてくれました。
▲日の出前 槍ヶ岳
▲同じく穂高連峰
▲大天井岳と大天荘
先週頭のような強い冷え込みは徐々に緩み・・・とはいえ昨日の朝も-3℃前後まで下がりましたが、素手で十数分カメラ片手に外に出ていてもあまり苦にならず、お客様がいないことをいいことに、じっくり槍穂の光景を眺めさせて頂きました。
それからは日中にかけ、小屋閉め作業に全力。
合間に出現した巻雲。息つく暇もない作業の合間にこういう光景は、気持ちがホッとして落ち着きます。
雪は被っていても、どことなく穏やかな感じの槍ヶ岳。
一時かなり白くなった大天荘周りですが、ここ数日の晴天でだいぶ岩肌が露出してきました。
今朝11/6の朝の時点で、大天荘周辺は雪ではなく雨模様。みぞれや雪に変わらない限り、さらに雪は融けるでしょう。
そして夕方前は、今シーズン最後のヘリコプターによる空輸作業。
下す荷物の準備が整い、いざフライトまでの待ち時間。
こうやって標高2,870mの“住処”から里を見下ろす生活もあと僅か。数日後にはこの小麦色に染まる安曇野の里に下りたっているのかと思うと、少々感慨に浸ってしまいます。
日没間際のフライト、時折雲に巻かれるなど難儀しましたが、巧みな操縦で、無事に今シーズンラストの空輸作業を終えることができました。
東邦航空クルーの皆様、ありがとうございました。
・・・と、ここまでが昨日の様子です。
先ほども申し上げましたが、今日は朝から雨模様。
また夜にでも今日の様子を少しお届け出来たらと思っています。