周期定期に変わる天気。
昨日満月の月は朝になっても西の空に明るく輝き、薄っすらと白くなった槍ヶ岳がその月明かりに照らされ、薄明の中、ひときわ輝いてみえました。
今朝もきれいな朝焼けとなり、茶色くなった山肌が美しく赤色になりました。いつも思うのですが日の出は同じものはなく、毎日違った美しさがあります。
今日の日中はきれいに晴れ渡り、日差しの下では暖かく感じました。こんな天気を狙って、今日はペンキ塗りを進めました。寒くなるとペンキ塗りも出来なくなってきます。午前中はまだ良かったのですが、午後になってくると次第に風が強くなってきて、寒さに震えながらの作業となってきました。
紅葉も随分と下へ降りて行ったようで今は大峠の下の斜面がとてもきれいです。今日は一日中作業をしながら美しい景色を見ることが出来、山小屋の仕事もいいものだなと感じる一日でした。
午後になり、雲はさらに増えてきました。明日はどうやら初めのうちは山の上でも雨の予報となっています。そして、前線が通過した後は寒気が入ってきて、厳しい寒さとなります。このような天気の時の登山は低体温症への注意が必要となってきます。無理だけはなさらないほうがいいかと思います。今の時期、雨に濡れると体温を奪われ、想像以上に寒いものです。これからの時期、体が濡れるという事は最も警戒しなければならないことです。急いで登って大汗をかくのも雨に濡れるのと同じことです。
河地