初冬。
さかきです。
▲日の出前 槍ヶ岳
▲日の出後 槍ヶ岳
▲日の出前 穂高連峰
▲日の出後 穂高連峰
今朝はきれいに晴れ上がり、昨日の“通り雪”でうっすら白くなったであろう槍穂が、秀麗でした。
日の出の前後で雰囲気がガラリとかわり、寒い!ですが二度おいしい、山の光景を楽しむことができました。
▲朝日浴びる北アルプスの稜線
見る限り、燕山荘辺りまでの稜線にも雪が少しついているのがわかります。
もちろん、これが今すぐ根雪になることはありませんが、うっすら積もっては消えを繰り返すことで、徐々に地面も冷え、その都度積もる雪も融けにくくなり、気づけば冬化粧した北アルプスになっていきます。
しかし、今日はこの後、再び本格的な“通り雪”に見舞われるとは思いも寄りませんでした。
そのシーンは撮影できず。
昼辺りから夕方近くまで降り続きました。
そして迎えた夕方は、またきれいに晴れ渡ったのであります。
▲テント場から槍ヶ岳
▲同じく穂高連峰
今朝と見た感じ、うんと積もったようには見えませんが、降雪直後と冷え込みが加わり、凛とした槍穂の雄姿を見ることができました。
この時ばかりは、少々の寒さを我慢してでも、館内のお客様ほとんどが外に出られて、この光景に見入っていました。
そして日没辺りには、
▲槍ヶ岳と大天井岳
▲残照 槍ヶ岳上空
▲常念岳と月
辺り一面白くなった雪面が所々紅く染まり、これは雪があるから見ることのできる光景・・・
そう、稜線はまさに“初冬”を迎えました。
▲大天井岳と大天荘
▲燕山荘方面 表銀座縦走路
今夜の冷え込みは厳しく、今夜8時前ですが、大天荘の温度計は氷点下5℃近くまで下がってきています。
縦走路要所に積もった雪は、一部凍っているものと思われます。数日の間は、朝早い時間帯に日陰等を通過される際は、軽アイゼンが必要な程ではないにしろ、スリップによる転倒などには十分にお気をつけ頂きたと思います。
久しぶりに体の芯まで冷える今夜の冷え込みには、熱燗を一杯ひっかけて・・・が最高でしょう。
ちょこっと嗜んで、床に就くことにします。
【ご注意】
今日以降、大天井岳から槍ヶ岳方面に縦走予定の方は、スニーカー等の安易な装備での登山はお控え願います。スリップ等の危険があります。
また、今後積雪等が増えた場合は、冬装備が必要になることもあります。
事前に登山道の情報を入手され、不明な点は、各現地の山小屋に必ずお問い合わせ頂いた上で入山されることをお勧めいたします。
安全第一での楽しい山登りとなることを、せつに願います。