熱中症にご注意を。
さかきです。
山の上も毎日暑い日が続いていますが、それは夏真っ盛りの証拠です。
▲槍・穂高連峰(大天井岳山頂より)
▲剣・立山・針ノ木・鹿島槍・白馬方面
▲双六・三俣蓮華・鷲羽・水晶・野口五郎方面
▲常念岳 遠望富士山・南アルプス・八ヶ岳
▲有明山 遠望浅間山・四阿山
ここ数日、午前中はほぼ快晴に近い状態、昼頃から雲や霧が湧き、そして夕方はまた落ち着いていく、そんなサイクルが続いています。
下界では、連日熱中症による影響が全国各地で報告されています。
「山の上、もっと涼しいかと思ったけれど、陽ざしが強い分、こっちのほうが暑く感じるよ。夏山の厳しさを知った一日だった」
とは、今日蝶が岳から縦走されて夕方近くに着かれたお客様。
聞くと、途中から暑さでペースが上がらず、かなりバテたとのこと。
他にも、常念方面から燕山荘にぬける予定の方が、暑さの影響で大天荘にてリタイアという方が、連日少数ではありますがいらっしゃいます。
気温そのものは確かに下界よりは低いのですが、受ける紫外線や陽ざしはそれよりも強い分、体感的な暑さは同等かそれ以上に感じる方もいると思われます。
熱中症対策は、たくさんの情報網がありますのでここでは控えますが、3,000m級の稜線上は、木が無い分、日陰となる場所も少ないので、その分くれぐれも注意して登山されるよう、お気をつけ願います。
そんな暑~い日中、小屋の前の石積みの階段脇に目をやると、
チシマギキョウが咲きだしていました。昨日今日の出来事だと思います。
淡い紫色が、今とても鮮やかです。
そして夕刻。
やや霞がかった高瀬方面の景色が、昼間の暑さで火照った体を、落ち着かせてくれるような雰囲気の、いい感じを醸し出してくれました。
そして、槍穂上空を見上げれば、
三日月過ぎた月齢5日目の月が、ポツンと浮かんでおり、夏の夕暮れを印象深い物にしています。
明日も暑い一日となりそうです。