雨の七夕。
七夕というと例年雨になることが多いです。梅雨末期の大雨になることも多く、今年もそのような一日となりました。特に午前中は稜線は非常に強い風が吹き、咲きそろってきたコマクサも風に揺られていました。小さく可憐な花なのに、花を飛ばされることなくこの強風に耐えていました。
今日の雨は時折強く降ったと思えば、弱くなったりと降水量はあまり多くなかったように感じました。一瞬、安曇野の街が見えることもありました。どうやらこの大雨もピークを過ぎつつあるようです。各地では大変な被害があったようで被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。燕岳周辺では幸いにも大きな被害は出ていません。
こんな雨降りの一日でしたが、小屋の近くでもようやく雷鳥のヒナに出会えました。恐らくいつも見かけていた雷鳥のヒナ達でしょう。4羽いました。しばらく見かけなかったので心配していましたが元気そうな姿を見ることが出来てほっとしました。
そして、ちょっと面白かったのがそのすぐそばにはオスの雷鳥がいたことです。オスは子育てをしないと言われていますが自分のヒナ達が気になるのでしょうか遠巻きにちょっとさみしそうに見ている姿がなんともかわいらしかったです。
夜になっても雨は降り続いていますが、天気予報通りに明日晴れるといいな、雨はもう十分です。
河地